2025年 年頭あいさつ
2025年01月08日
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年、石川県能登半島では、1月1日に大規模な地震が起きただけでなく、9月には豪雨災害にもあわれ、未だ復興のめどがたたないとのこと、私たちにもいつ何時起こるかもしれないことですので、他人事とは思えません。被害に合わせた方々に改めてお見舞い申し上げます。
さて、会の活動を振り返りますと、昨年も本大会は、集合開催での研修会となりました。
講座では、具体例が出ていてわかりやすかったなどの感想があり、実践報告では、他の地域での取り組みを知る貴重な場となったようです。また、特別講演の久保山先生のお話は、9割の方から<良かった>という反応をいただき、通連協ならではの企画が功を奏したと言えましょう。また、基礎研修では、初任者だけでなく、幅広い職員に聞いて欲しい内容だったという意見や実際に会い、情報交換や悩みを伝えあい、労う機会が欲しいという声もありました。今年の基礎研修は集合での開催を考えています。今後も研修部員が中心となって、いただいた意見を参考にしながら、今年の研修会の準備にあたっていきます。
令和6年度報酬改定が行われ、「児童発達支援センター」の機能強化等による地域の障がい児支援体制の充実が求められています。北海道では、児童発達支援センターに移行した新規事業所は、令和元年に1か所、令和6年に1か所にとどまっています。中核機能強化事業所加算や専門的支援体制加算などが新設されていますが、市町村の子ども発達支援センターが地域の支援や発達の相談等を担うには、十分な人材確保が不可欠です。また、質の高い発達支援の提供が推進されることは大切なことだと考えますが、「市町村中核的子ども発達支援センター」の体制整備は進んでいません。現在、北海道にはこの事業に対する財政的なバックアップとなる交付金のあり方について検討してもらっています。地域支援については持続可能な体制を作っていく必要がありますので、今後も会としてしっかり要望を続けてまいります。
今後も会員皆様のご支援、ご協力を頂きながら、活動をより充実させていきたいと考えておりますので、今年1年間どうぞよろしくお願いいたします。
北海道通園センター連絡協議会
会長 藤田 千晶